1.VCDS互換ケーブルを使ってみる
今日は、昨日の記事の低速時のギクシャク感 を改善しようと思い、少し前に購入しておいた「VCDSケーブル」の互換品をいよいよ使ってみることにします。
ちなみに、このVCDS互換ケーブルはAmazonで購入したもので価格は4,000円ちょっと。
Ross-Techの正規品は40,000円前後なので超が付くほどお得な感じはしますが、こういう「偽物」を買うときは品質に期待してはいけないというのは覚えておいた方がいいでしょう。
基本的には「数回使えたらラッキー」ということですね。(^^ゞ
2.付属ソフトウェアのインストール
というわけで、まず、自宅で放置気味になっていたノートPC(Windows10 32ビット版)に、互換ケーブルに付属していたVCDSソフトウェアをインストールします。これは問題なく完了しました。
次に、パソコンにVCDS互換ケーブルを接続せずにVCDSソフトウェアの起動を確認しましたが、こちらも特に問題なく起動しました。と、言いたいところですが、VCDSソフトウェアを起動するとノートPCのシステム日付が「2013年10月1日」に変わってしまうことがわかりました。
おそらく、VCDSソフトウェアが起動時にPCのシステム日付をチェックしているため、それを回避しようと強制的にPCのシステム日付を変更するプログラムを追加しているようですが、そうしなければ使用できないようなのでそのままスルーします。
3.付属しているドライバーのインストール
続けて、付属しているドライバーをインストールします。ここで注意するのはケーブルのドライバーは付属のCD-ROMの中を探してもなかなか見つからないということです。
CD-ROMの中にはVCDSソフトの他に、いかにもドライバーらしい名前のソフトウェアが入っていますが、これはドライバーとは関係ない謎のソフトウェアなのでインストールする必要はありませんし、悪意あるプログラムが入っている可能性もあるので極力インストールはしない方が良いでしょう。
ちなみに、本当のドライバーの場所はなぜかCD-ROMの中の「注意書き」部分に書いてあるので、ドライバーをインストールする時にはそのフォルダを指定すれば無事にインストールされます。ただし、32ビットのみです。
4.VCDS互換ケーブルの接続
VCDS互換ケーブルのドライバーとVCDSソフトウェアをインストールが終わったのでいよいよマイゴルフ5に接続してみます。
まず、運転席に座ってちょうど右ひざの前方、アクセルペダルの上部付近にあるコネクタにVCDS互換ケーブルを差し込み、そして、起動した状態のノートPCにケーブルのUSB端子を差し込んでVCDSソフトウェアを起動します。
VCDSソフトウェアが起動したら、まず「OPTION」を選択し表示された画面で接続ポートが「USB」になっているのを確認します。そして、すぐ下にある「TEST」ボタンを押して「PORT OK!」というメッセージが表示されれば準備完了です。
5.DSGキャリブレーションの準備
今度は、メインメニューに戻って「Select」を選択し、続けて「02 Auto Trans」を選択します。表示された画面で左側の「Basic Functions」を選択し、表示された画面にある「Group」に「014」を入力して「Go」を押すか、隣にあるアップ・ダウンボタンで「014」まで数値を上げてミッションの温度を確認します。
ミッションの温度を確認するのは、DSGのキャリブレーションはミッションの温度が30~100℃の範囲内に入っていなければならないからですが・・・と、ここにきて少し違和感を感じました。
通常、車からのデータは一度選択して画面に表示すれば、その後は継続してそのデータを監視するようになるはずですが、何度監視状態にしても5秒くらいで「データが到着しない」というエラーが出て、VCDS互換ケーブルの接続自体が切れてしまうのです。
「あれ?これはおかしいぞ・・・」
とは思ったものの、正常な動作状態を知らないためこれが故障とは気付かず、「数秒でもデータを受信できているるんだから大丈夫だろう」と前向きに考え、半ば強引に最大の目的である「DSGのキャリブレーション」を行うことにしたのですが・・・。
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