乾式7速DSGの正しい乗り方

VWゴルフのオーナーが乾式7速DSG車の乗り方を研究しているブログ

【VCDSログ解析】アイドリング時に最も燃料消費が少ないシフトポジションを調べる

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1.アイドリング時に燃料消費が少ないシフトポジション

皆さん大変ご無沙汰しております。乾式7速DSGのマイゴルフ5が愛車のゴルフマンです。いろいろな出来事が重なり久しぶりの投稿ということになってしまいました。

さて今回は、ゴルフマンが以前から気になっていた「アイドリング中の燃料消費量がシフトポジションによってどのくらい違うのか?」というのをVCDSログから調べてみることにしました。

2.テスト方法

今回のテスト方法はとてもシンプルです。安全な場所に車を止め、アイドリング中にブレーキをかけたままシフトレバーを「P」→「R」→「N」→「D」→「S」→「D」→「N」→「R」→「P」の順で動かし、その時のデータログ(エンジン回転数、シフトポジション、スロットル開度、燃料噴射圧)をVCDSケーブルで取得します。各シフトポジションの待機時間は10秒前後になっています。

3.VCDSロググラフの解析

それでは、VCDSから取得したログをグラフ化したものを見てみます。

VCDS分析グラフ「アイドリングと燃料消費量」

4.解析結果

グラフを見ると、シフトレバーがアクセルを踏んでも車が動き出さないモード「P」「N」にある時と、アクセルを踏めば車が動き出すモード「R(バック)」「D(ドライブ)」「S(スポーツ)」「M(マニュアル)」にある時で、はっきりとした違いがあることがわかりました。

シフトレバーが「R」「D」「S」「M」に入った時に、エンジンの回転数が約50~60回転ほど高くなっていますので、その分「P」「N」に入っている時よりも燃料の消費量は僅かですが多めになると考えられます。

また、今回はデータを取りませんでしたが、エンジンの回転数を上げるためにスロットルバルブも僅かに開いているので、もしかすると「燃料噴射時間」も僅かに長くなっているかもしれません。

5.まとめ

アイドリングの時間がそれほど長くない信号待ちのような状況であれば、「Dモード」のままでも大きな違いはありませんが、片側通行の大渋滞などで一度止まると長い時間停車するような状況なら、一旦シフトレバーを「Nモード」に入れて燃料の消費量を抑えるのも得策でしょう。

 

END