乾式7速DSGの正しい乗り方

VWゴルフのオーナーが乾式7速DSG車の乗り方を研究しているブログ

乾式7速DSGのVCDSログ分析『クラッチNo.1、クラッチNo.2、ギアポジションの関係』

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1.持病は小康状態…

2月からマイゴルフ5の持病(低速走行時や停止直前のブルブル振動)に頭を悩ませているゴルフマンです。

ここ数日間の持病の様子はというと、とくに大きな変化もなく小康状態を保っているといった感じで、発生率も下がったまま、持病が発生したとしてもブルブル振動は以前よりも軽くなっています。

もしかしたらこのまま持病は解消するのでは・・・と、思わず期待してしまうのですが・・・まあ、そんなに世の中は甘くないでしょうね。

2.クラッチとギアポジションの関係 

ということで、今回は先日VCDSで取った「クラッチNo.1」「クラッチNo.2」「ギアポジション」のログをグラフにして、クラッチとギアポジションの関係を調べてみました。

※グラフ中のオレンジ色の線が「ギアポジション」、青色がクラッチNo.1」(1/3/5/7速)、緑色がクラッチNo.2」(R/2/4/6速)になります。

3.<VCDSログ分析>

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4.グラフ分析

このグラフを見ると、シフトチェンジの動きに応じてNo.1とNo.2のクラッチが交互に忙しく動作しているのがわかりますね。

また、ミートしていない側のクラッチは、もう一方のクラッチがエンジンの動力を伝えている間も完全に休んでいるのではなく、自分の出番が近付くとミート方向に移動して素早いシフトチェンジのスタンバイをしているようです。

こうしてみると、DSGの高速なシフトチェンジは2つのクラッチの絶妙な連携によって生み出されていることがわかりますが、実は、このグラフには少し不可解な部分があることにお気付きでしょうか?

5.グラフにある不可解な部分

その不可解な部分というのは、グラフの終盤で見られるNo.1クラッチとNo.2クラッチの急激な動きです。

この部分ではどちらのクラッチも短時間にクラッチが完全につながる通常の移動量(約13~15mm)の約2倍になる27mmまで一気に移動した後、すぐにまた一気に元の位置に戻っています。

通常なら、クラッチが完全につながった後は、構造上それ以上クラッチが移動することはできなくなるはずなので、この2つの部分の動きはかなり不可解だといえます。おそらくこれはセンサーの誤作動か何かでしょう。

6.まとめ

今回のログ分析で、乾式7速DSGのクラッチが予想以上に頻繁で小刻みに動いているということを知ることができましたが、そのおかげで、同じギアで走行している時にどうしてこんな小刻みにクラッチを操作する必要があるのか?という疑問が湧いてきてしまいました・・・。

 

END