乾式7速DSGの正しい乗り方

VWゴルフのオーナーが乾式7速DSG車の乗り方を研究しているブログ

~ ユーザー車検の受け方 ~(予約方法、流れ、必要書類、費用など)

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ユーザー車検のやり方

ご無沙汰しております。管理人のゴルフマンです。

今回は、管理人がつい先日受けてきた「ユーザー車検」のやり方を詳しくまとめましたので、次は自分でユーザー車検を受けてみようかな・・・と検討している方は、ぜひ参考にしてください。

事前に用意するもの

ユーザー車検を受ける前に以下の2つの書類を用意します。

・自動車納税証明書

車検を受けるには「自動車税納税証明書」が必要になりますので、事前に納税を済ませて納税証明書(領収書)を用意します。ただし、オンラインで納付した場合は証明書(領収書)が発行されませんので用意する必要ありません。

※ゴルフマンはヤフーの「Yahoo!公金支払い」で収めたのでこの「自動車税納税証明書」を提出しませんでしたが、とくに問題はありませんでした。

・点検整備記録簿

修理工場や自分で2年ごとの「定期点検」を実施して、結果を記録した点検整備記録簿を提出します。ただし、2年ごとの「定期点検」は車検の後に実施しても良いので、車検時に点検整備記録簿がなくても問題はありません。

※受付時に点検整備記録簿を提出しなかった場合、受付の人に定期点検のことを聞かれますが、その時は「定期点検は車検後にします」と伝えればOKです。

予約する

ユーザー車検を受けるには事前に予約が必要です。

ユーザー車検の予約は、全国の車検予約を管理している「NALTEC(独立行政法人 自動車技術総合機構)」の「自動車検査インターネット予約システム」を利用して行います。

こちら ⇒ トップページ|自動車検査インターネット予約システム

予約方法は意外と簡単で、カレンダーで混み具合を確認しながら好きな日にちと時間(ラウンド)を指定するだけです。時間は午前中2ラウンド、午後2ラウンドの4つに分かれています。午前中の方が混むようなので初めての人は午後に予約した方が良いでしょう。

  • 午前・・・1ラウンド、2ラウンド
  • 午後・・・3ラウンド、4ラウンド、5ラウンド、6ラウンド

車の点検と整備

ユーザー車検を受ける前に、整備工場または自分で車の点検と整備を行います。

車検時に検査する項目は以下になりますが、万が一ということがあるので、どんなに調子が良くても一通りは動作や状態を確認しておいた方が良いです。

もし問題がある場合は修理工場や自分で修理・整備して、車検日までに問題を解決しておく必要があります。

<外周り>

  • タイヤの状態
  • ホイールの取り付け状態
  • 左右ウインカー、ハザード
  • ライトの点灯(ロービーム、ハイビーム)
  • テールランプ
  • バックランプ
  • ブレーキランプ
  • リアフォグランプ
  • ワイパー動作(フロントのみ)
  • ウォッシャー液(フロントのみ)
  • バックミラー
  • 車内の状態
  • エンジンルーム内の状態
  • ホーン
  • 車体番号の確認

~ ポイント ~

タイヤに釘が刺さっていたり劣化によるひび割れがないか、ホイールのボルトが緩んでいないか、各ランプが切れていないか、ウォッシャー液が出るか、フロントガラスにスマートフォンのホルダーが付いていないか、ホーンが鳴るかを確認しましょう。

<車体>

~ ポイント ~

排気ガスが異常に臭い、ぶつけて最近修理している、まっすぐ走らない、走っている時に異音が出る、サイドブレーキをいっぱいに引いても車が動く・・・このような症状がある場合は不合格になる可能性があるので、車検前に一度修理工場で点検してもらった方が良いでしょう。

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車検当日の流れ

こちらがユーザ車検当日の流れです。

  1. 受付
  2. 重量税・検査料・印紙代の支払い
  3. 自賠責保険加入
  4. 検査
  5. 受付に提出
  6. シールを貼り付けて完了

先に2と3を済ませてから受付することも可能ですが、初めての場合は受付で先に書類をチェックしてもらってから、2 ⇒ 3 へと進んだ方が間違いないでしょう。

1.受付

まず、以下の必要書類を一式揃えて受付に提出します。

  • 車検証(現在のもの)
  • 自動車税納税証明書(現在のもの)
  • 新しい自賠責保険証書(加入済みの場合)
  • 点検整備記録簿*(必須ではない)
  • 継続検査申請書*(検査場で作成)
  • 検査票*(検査場で入手)

2.重量税・検査料・印紙代の支払い

受付が終わったら「自動車重量税」の納税と「検査料」の支払いです。

重量税の金額は車検証に記載されていますが、ゴルフマンのマイゴルフのような登録から13年以上経過した車は、この時点で重量税が約1.3倍または約1.4倍に上がるので、資金不足にならないよう注意してください。

ちなみに、ゴルフマンのマイゴルフの重量税と検査料は以下のようになりました。

  • 重量税(13年経過車)・・・24,600円34,200円(+9,600円増)
  • 検査料・印紙代・・・2,200円

3.自賠責保険加入

車検を受けるには自賠責保険に加入する必要がありますので、車検当日までに加入して保険証書を準備します。

時間がなくて加入できなかったり、加入するのを忘れてしまった場合は、当日に車検場内または車検場周辺にある保険屋さんで加入することができますので心配はありません。

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4.検査

自賠責保険に加入して必要な準備が終わったらいよいよ検査場に向かいます。検査場は大型トラック、バイク、乗用車などに分かれているので、その中の乗用車のレーン(小型と書いてある)に並びます。

①外観検査(検査員)

並んでいる間に外周り(ホイール、内装、ウインカー、ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、フォグランプ、ワイパー、ウォッシャー液、ホーン、エンジンルーム)の検査が行われます。

②廃棄ガス検査(測定器)

外周りの検査が終わったら検査場に移動して定位置に車を止め、車から降りて自分で排気ガス検査装置の測定棒をマフラーの中に挿しこみ、検査装置のそばにある立ち位置(足のマークが描かれた位置)に立って測定が終わるのを待ちます。

しばらく待ってモニターに結果が表示されたら、検査装置の横にある打刻機で検査票に合格マークを記録して次に進みます。

③サイドスリップ検査

排気ガス検査の次は、直進性を検査するサイドスリップ検査です。この検査は短い区間をゆっくり通過するだけなので簡単ですが、検査中にハンドルを動かすと不合格になる恐れがあるので注意してください。

検査に合格したら同じように検査票に合格マークを記録して次に進みます。

④マルチ検査

次に、ひとつの検査機で複数の検査項目(速度計、ロービーム光軸、フットブレーキサイドブレーキ)の検査を行います。車が揺れて持ち上がったり止まったままアクセルを踏むので少し驚くかもしれません。

検査に合格したら同じように検査票に合格マークを記録して次に進みます。

⑤足回り・下回り検査(検査員)

最後は、地下にいる検査員が足回りと下部の状態を検査します。足回りの検査では車体を地震のように大きく揺らしますが、この時に大きな異音が出るようだと不合格になるかもしれません。

また、ドライブシャフトブーツやステアリングラックブーツが破れていたり、走行中に足回りから音が出るような車も不合格になるかもしれませんので、車検前にあらかじめ目視点検しておいた方が良いでしょう。

⑥検査完了

無事に①~⑤の検査が完了したら、検査場の出口で書類を検査員に提出して検査の合格証をもらいます。そして、もう一度受付に向かいます。

5.シールを貼り替えて完了

すべての検査に合格したら書類一式を受付に提出して、フロントガラスに貼る新しいシールを発行してもらいます。そして、最後に古いシールをはがして新しいシールを貼ればユーザー車検は完了です。

車検シール(フロントガラスに貼る)

ユーザー車検の総額

これは管理人のケースですが、ユーザー車検にかかった費用は以下になりました。

項目 金額
重量税 34,200円
検査料 2,200円
自賠責保険 20,010円
合計 56,410円

ディーラーや修理工場に依頼するより断然安くなりますが、車検のコバックのような激安車検と比べると、金額的なメリットはそれほど大きくないかもしれません。

備考・その他

ゴルフマンのマイゴルフは登録から13年目、走行距離も110,000kmを超えているので、自分では気が付かないところの問題で不合格になるのでは・・・という心配がありましたが、今回は何の問題もなく一回で合格することができたののでホッとしました。(^^♪

END