正規品VCDSケーブルでDSGキャリブレーション
お世話になっております。ここ最近、ゴルフVの持病(低速時のブルブル振動)に悩まされているゴルフマンです。
今日は先日入手したRoss-Tech社のVCDSケーブルを使って「DSGのキャリブレーション」を実施してみました。
ちなみに、この今回のケーブルはアメリカ「Ross-Tech社」の正規品ということで、まったく問題なくVCDSソフトウェアの最新バージョンの「Release15.7.4」を使用することができました。
やはり、高額でも怪しげな互換品より正規品を使用するに限ります。
いよいよDSGのキャリブレーションを実行
DSG キャリブレーションの手順は、互換品の時とだいたい同じなので詳しい説明は省きます。
まずは、少し走り込んでエンジンを温めます。その次にミッションオイルの温度をチェックして「30~60℃」の範囲内にあるのを確認します。
この時に「Group」の番号をいろいろ変えてみたところ、Group「026」で2つのクラッチの温度も確認できました。
取得データの種類はとても多い
他にも、クラッチが移動した長さやアクセル開度、ギアポジションなどなど・・・これでもか!というくらいクルマのデータを知ることができますが、結構重複も多いので選び出すのが面倒です。
グラフをリアルタイムで確認可能
そしてこれは、走行中の2番クラッチの動きを監視したグラフです。2番クラッチが使われる2速4速6速に入るとグラフが激しく上下しますが、1番クラッチが使われる1速3速5速7速の入るとグラフは一直線になって休んでいるのがわかりますね。
いよいよキャリブレーション開始
次に「Basic Settings」の画面を開いて「Group」に「060」と入力して「Go!」を押します。
すると、エンジンルームから「ガタガタゴトゴト・・・」と小さなめな音が聞こえはじめ、同時に表示されている数値がいろいろと変わるのでそのまま待ち、しばらくしてエンジンルームからの音が止まり、VCDSの画面に「4|0|0」と表示されたら無事成功です。これで第一段階は終了です。次は、あまり間を空けずエンジンをかけてアイドリング状態にします。
キャリブレ―ションに成功
エンジンをアイドリング状態にすると再びエンジンルームからいろいろな調整音が聞こえはじめるので、その音が止まるのを待ちます。そして音が止まりVCDSの画面に「254|0|0」と表示されたら第二段階が成功です。その後はエンジンを止めて10秒ほど待ち再びエンジンをかけ、テスト運転を行えば完了です。
おおよそこんな感じです。
正式なテスト運転は省略
この後はいよいよ最後の仕上げの「テスト運転」になるのですが、正式なテストのメニューを見てみると結構内容が豊富だったのと、無理にやらなくても普通に走れば自然にできてしまうようなので、今回は省略してオリジナルのテスト走行(山道をMTモードで爽快(豪快?)に走る)を実施して終了としました。
結果・まとめ
最後に「DSGのキャリブレーション+山道でのテスト走行」を行った結果になりますが、決して気のせいではなく、今までよりもさらに「持病」が出にくくなりました。
ちなみに、どのくらい出にくいのかというと、あえてと出そうと思っても「失敗して出せない」くらいのレベルです。
と、ここまでくると、いよいよ「完治までの秒読みが始まった」と考えたいところですが・・・いいえ、まだまだ油断は禁物です。持病の出方が元に戻るようなら繰り返しスパルタ治療(DSGのキャリブレーション+山道でのテスト走行)を行って「完治」を目指したいと思います。
END